築90年 牧之原市 古民家再生 天然木リノベーション(リセット住宅)

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築90年と言うこともあり、外壁部分に接するところは、キッチリ基礎をつくります。
リフォーム前は各部屋の床の段差がありましたが、既存の和室の床の高さに合わせ、全体をバリアフリーに造り替えます。そうすることで、床下の空間が広く取ることが出来ます。当然、床を上げれば天井が低くなりますが、今まで30年以上天井裏に隠れていた太い梁を出して、その上に天井を設け、空間を取ります。太い梁も磨けばインテリアの一つです。古い伝統工法と現代技術の出会いと調和です。

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床をバリアフリーにすることで、基礎が高くなります。当然、石ころ程度の基礎が高くなるので柱を詰めることになります。基礎が高くなることで、換気口をキッチリとることが出来ます。
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昔の家は歩くと床が少しバウンドするような感覚がありますが、床下の構造部材の間隔が遠い為そのような現象になります。全部取り払って、新しく造り直します。
何でもそうですが、下地をしっかりやらないといい仕事は出来ません!
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ところどころの開口部はサッシの入る部分です。サッシも断熱性、防音性を高める為、三協アルミのマディオJと言う商品を使います。複層ガラスで、内部枠は樹脂で出来ている為、ほとんど結露しません。複層ガラスでも外部、内部枠がアルミ商品であれば内部が結露します。アルミは熱伝導率98%なので最も熱を伝える商品ですが、空気層を設けることで96%逆にカットする機能があります。
部屋側に構造用合板を施工して、耐震性もバッチリです。