牧之原市波津 新築「木のひらや」60坪 和室+吹き抜けLDK23畳 造作工事

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和室天井廻り縁工事に入りました。竿を入れてのデザイン施工です。南北に2本いれ、東西にも竿を2本入れます。交わった真ん中のスペースと4隅のスペースに赤松の付き板をそれぞれ施工していきます。ホールの天井にも同じ素材を貼り付けて統一感を持たせます。室内の真ん中の正方形の桝の中に和風の照明器具を設置します。
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廻り縁になる材料に、竿の組み込む部分は先に掘り込んでおきます。室内の柱にも前もってまわり縁材の組みこむ部分はノミでで欠き込んでおきます。
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23畳吹き抜け登り張りの天井の様子です。赤松天井板は上棟時に比べるとだいぶあめ色になってきました。本物の無垢材付き板ですので自然の本物だから味わえる色合いです。お引渡しの頃はもっと色が濃くなり、白いところと赤みがはっきりしてくるでしょう。南面からの登り梁は米松の無垢材です。東面から西面に向かって90cm間隔で流れているのが母屋といって、全て無垢材化粧(現し)になっています。原産地はカナダから直輸入の材料です。一般的に使われている集成材とはまったく違う材料です。有害物質のホルムアルデヒドなどの心配はありません!  次世代省エネ基準住宅(厚生労働省の指針値ホルムアルデヒド気中濃度0.08ppmに対して、この建物は、24時間換気を回さなくても0.015ppmと言う驚異的な数字が実証されています。 自然界にも自然のホルムアルデヒドがありますが0.015ppmはその値です。 一般住宅のLDKの天井高さはH2400~H2500が通常ですが、このLDKの天井高さは6500cmになります。 毎日、森の中での生活している感覚で、思わず深呼吸したくなります。
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下地材もクリーンパネル(プラスターボード)を施工しています。丁度、作業しているところがキッチンスペースになります。正面が家電収納が付きます。その左奥に1坪スペースが設けてあります。内部は全て総桐仕上げになります。桐材は世界でも中国がNO1の原産地です。木に同じと書いて実は草科なんです。内部は何層もの空気層があるので手で触れているととても暖かいです。そして抗菌効果、殺菌効果、調湿効果もあるので収納・クロゼットには最適な素材です。桐タンスは、先人の人達が考えた生活の知恵はすごいですね。