牧之原市 波津 新築「木のひらや」60坪 外壁断熱工事

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壁断熱材吹き付け工事が始まりました。通常の建築会社ですと内側から壁に向かって吹きつけることが一般的ですが、当社では外側から壁に向かって吹き付けます。それにはちゃんとした理由があります。隣地に断熱材が飛ばないようにブルーシートで囲ってしまいます。当日は風が強く養生がとっても大変でした。
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ブルーシートで囲った中の様子です。吹きつける断熱材は液体状ですので、サッシなどに付かないように養生して回ります。上部の職人さんは余分に着いた断熱材が後で剥がせる様にシーラーを塗っているところです。外側から壁に向かって60mmの厚さで吹いていきますが液状なので、細かい隙間にもしっかり入っていきます。吹きつけてからどんどん膨らんできますので、どのぐらいの量を葺きつけることで60mmの厚さになるかは経験と感覚が必要です。あまりたくさんの量を吹くと枠より出てきてしまうと外側の通気層が取れないのでやり直しになってしまいます。ホント感覚が難しい!内壁に60mmの断熱材がピッタリついていると室内側は冬暖かく、夏涼しい空間になります。断熱材と外壁のサイディングの間に通気層を設けることで木材は腐りません!壁内部結露もありません。 室内側と壁内部に空気層を造ってしまうと内部結露をおこす可能性が高くなります。
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外壁全体に吹きつけて翌朝の現場の様子です。泡状の断熱材が一日経つと60mmの厚さで固まります。固まってしまうと非常に硬い状態になります。旭有機材㈱のゼロフロンのER-X A種IHです。 断熱材とサイディングの間に通気層が設けていますので土台~上がった風が軒天を通って屋根裏そして棟換気を通って風が抜けるように造ってあります。 100年の耐久性のある構造の仕組みです。
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二重胴縁で間にタイベックシルバーと言う防湿シートを施工していきます。アルミが入っていますので、18mm以上の空気層を取ることで遮熱効果があります。アルミは熱伝導率が98%ありますが、反対に空気層を設けることで遮熱効果があります。 屋根は66mmの高質ウレタン+赤外線96%カットのレフミラー。壁は60mm高質ウレタン断熱+タイベックシルバー。床には30倍発砲のポリスチレンホーム(南極で40年劣化なし)断熱材。 今日のような暑い日でも、現場に入ればヒンヤリしました。お客様もビックリしていました。 省エネ・健康住宅です。最初にちょっとお金をかけて、断熱・遮熱をしっかりやっておけば入居してからの光熱費で挽回出来ます。生活して行く中でどこかでプラスマイナスになるところがあります。そこを超えれば快適な生活ができたままで、今まで掛かっていた光熱費を抑えることができる考え方です。