背割れが開くまでに期間を要し、すぐには使えないので1~2年先に使う丸柱を確保しておいて、
現地でしっかり保管しておくことが乾燥材を使うためにはとても重要です。
その後、蔵や調湿倉庫で2~3年程、背割れが開くまで天然乾燥されます。
この間調湿がしっかりできていないと大きく割れる可能性があります。
乾燥ができた磨き丸太は、表面を磨きあげられて出荷されます。
この様に磨き丸太はただの丸柱ではなく「価値のある天然木」だと言えます。
加工場へ到着した磨き丸太は、熟練の大工さんのてによって墨付け行い、加工されます。
未元寸法や形の違う丸太に90度の角度をきっちりと出し、四方から差し込まれる梁を
どの程度差すのかを加工場で大工さんが最終判断し加工しています。
少しでも加工精度が悪ければ建物に支障をきたす所です。
熟練の大工さんが居てこそ、大径の丸太を使うことが可能になります。