現場ブログ

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27畳のLDKは最高の空間になりました。テレビ前には琉球畳が9枚入っています。次男さんが帰郷したきたときの寝室になります。普段は夫婦2人の空間になりますから、羨ましいかぎりです。壁は珪藻土クロス、天然木材料で仕上げると、ほんと安らぎの空間ができあがりました。フローリングは樹齢300年の赤松です。
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内装材に使っている無垢材赤松を含水率5%まで乾燥させるとほとんど変形しないことを発見したのが、新潟夢ハウスの赤塚幹夫会長です。
通常、この辺で市販されている無垢材は含水率18%~23%です。エアコン、ストーブなど入れると隙間が空いたり、床が盛り上がったりします。そうならないために息ができないよう塗装してある商品が多く出ています。いくら無垢材でも塗装してしまえば石油工業品と同じことになります。無垢であっても裸足で乗ると冷たい感じがします。
(含水率とは、木に含まれている水分、山で生えている木は含水率150%くらい、自分の体重より多く含んでいます)
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含水率5%まで乾燥させる釜(機械)を考えたのも、赤塚幹夫さんです。大工でありながらよくそんなことを開発できるのか不思議です。他のハウスメーカーは真似できません。人間考えて作った商品より、自然界で何百年も掛けて育った商品とは比べ物になりません!価値が全然違います。

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各部屋全てバリアフリー仕上げです。和室~LDKの取り合いに千本格子両開き建具を入れました。千本格子建具を両方に開けるとLDKと和室8畳がいっしょになり、35畳の空間になります。そしてホールからも千本格子片引き戸を開けると客間になります。
 工事が始まってからご主人様からのアドバイスがあり、さらに良い空間を作ることができました。建築の仕事に携わっていないのにイメージできることには感心しました。建築以外の発想に、私自身とても勉強になりました。
 この仕事をさせていただいたお施主さまに感謝いたします。ありがとうございました。