菊川市・柳、 天然木リノベーション(リセット住宅)

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一番日当たりの良い南、西面の通し和室2つから解体を始めました。昔の家は、年に何回かのお客様の為に一番日当たりの良い、風通しの良いところに部屋を造ったものです。家族の毎日生活する、台所と水廻りは、日の当たらない北側に作ってあります。昼間でも電気を付けないと食事が出来ないとか、水廻りが風通しが悪いと、腐朽菌やシロアリの住処となるわけです。将来のことも考え、今回のリフォームで一番日当たり、風通しの良い寝室に甦ります。

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解体してみると、ペッタンコになった断熱材(グラスウール)が出てきました。この断熱材は湿気、水分を含むとちじみ、スポンジのように元に戻りません。雨漏りなどの現場では床面に落ちて、腐朽菌やカビなどが発生して土台の取替えになる場合もあります。他の断熱材に比べコストが安い為、今でも使用している建築業者(52%)が現状です。
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基礎が高い為、床下の環境も良いですが、浴室だけはタイル風呂なので、目地からの水漏れがあり、土台の腐りがあり取替えすることにしました。システムバスは床のコンクリートで固定する為、土台には振れませんが、念のため取り替えです。
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居間の天井にも何年か前の雨漏りのシミがあり、天井を撤去することで、原因がわかり、屋根瓦の谷を東と南面をステンレスに取り替えました。昔は銅板を使う処が多かったんですが最近はステンレスです。銅板は酸性雨などの腐食で谷に穴が空いて雨漏りの原因になることが多いです。

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台所8畳と居間8畳の取り合いの壁を撤去して、16畳のLDKをつくります。取り合いの壁の中心に梁を支える柱が出てきたので、その上の梁にジャッキをかい、邪魔になる柱を抜いて、さらに既存の梁の下に6寸(約18cm)の梁を補強して太い梁にし耐震性を高めます。こうすることで広いLDKをつくることが可能です。娘さんが子供さんを連れて、何時帰郷しても広い空間で家族団らんが楽しめる空間が実現します。