先に内部の解体です。解体してみると4寸の桧の柱が出てきました。無垢の本物です。
今は新築するとほとんどが集成材です。柱ばかりでなく、梁、土台まで集成材のメーカーさんもあります。
集成材はラミナと呼ばれる引き割った板材を接着剤で貼り付けたもので、
20年間ぐらいは接着剤から健康を害するホルムアルデヒドを排出します。
貼ったものは25年ほどで剝がれます。
リフォームの問い合わせで「床がブカブカするんだけど一度見に来てください」と言うのもこれと同じで、
カラーフロアは薄いベニアを何層にも接着剤で貼り付け、表面に偽物の木目柄のシートが貼ってあるのがほとんどです。
無垢の材料は中まで本物です。樹齢100年の木は風通しを良くしてあげれば100年持ちます。
こちらのお宅はまだまだ使える柱、梁、土台が出てきました。
間取りの変更して、光と風+動線をよくしてあげれば甦ります。
内観は本物の天然木素材を使います。完成が楽しみです。