御前崎市白羽 天然木リノベーション   軒屋根を伸ばして快適な暮らし!

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この減築リノベーション面白い所は、減築しただけでなく、南面の軒を既存のLDKの出っ張りに合わせて軒の出をそろえたところです。
軒を延ばした分瓦が必要になるので、二階部分の撤去した瓦を再利用しました。
広こまいと言って無垢杉板材を施工し、フェルトを敷いて、瓦桟を打って瓦を葺いていきます。

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二階の瓦を再利用したので色もだいたい揃っています。新しい瓦で葺くとかえって色の違いがありすぎてバランスが良くなかったですね。
綺麗に仕上がりました。
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当然、二階部分を切り離した部分には鬼瓦がありませんので、二階部分の鬼瓦を取り付けます。
棟の部分も一度、撤去して、最初からちゃんとやり直します。
これはとっても技術が必要です。瓦屋さんも炎天下でふうふう言ってました。麦わら帽子がよく似合います。
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既存のLDKは南北の配置で凸凹の22畳ほどありました。北側にL型のキッチンがありましたが、薄暗く、風通しもあまり良くありませんでした。
今回の天然木リノベーションで、LDKを東西に27畳の大空間にしました。そうすることで、採光、風通しは最高です。
南面の屋根をほんの少し伸ばしただけで、日差しを遮り、南西の涼しい風が入ってきます。
この暑い夏でもクーラーは必要ありません。冬は、太陽の角度が低くなるので日差しが入ることで暖かい。これだけでも省エネです。
なんといっても素晴らしいのは、LDK27畳の4枚テラスサッシをオープンしたところの開放感は最高です。子供達家族と一緒にバーベキュー、お孫さんと花火、もちろん日々の洗濯干し場にもなります。無駄がない!

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軒天は全て無垢の杉板を貼りlました。
よく見かけるのは、軒天にベニアを施工してあって、ベラベラになっているお宅をみかけますが、無垢材を貼って塗装をしておけばベラベラすることはありません。また木目は柔らかく、落ち着いた雰囲気もあります。
 私もこんな家に住んでみたいと毎日思いながら造っています。