牧之原市波津 新築 天然木「木のひらや」60坪 玄関・ポーチタイル工事

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タイルを貼る下地準備です。基礎工事が終了してから、その後すぐに玄関土間とポーチのコンクリートを打っておきましたので下地はしっかり固まっています。  前日に玄関のタイルを施工し、今日はポーチタイルの工事です。玄関引き戸から柱側に向かって少し勾配を付けてあります。雨水が自然に流れるようにです。両サイドの柱の下のステン金物が目地の位置に来るようにタイルの寸法の割を出してコンクリート打ちをしてあります。この位置がずれてタイル面の中に来てしまうとタイルを切って繋げる施工になるので美観的にもよくありません。つなぎ目に目地材が入るので目だってしまいます。たまにそんな現場を見かけることがありますが。玄関はその家の顔になりますのでそんな施工は避けたいものです。
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タイルは(マンハッタンブラック)です。黒く見えますが近くで見ると少しラメが入っていてキラキラしてとても綺麗なタイルで施主さんも気に入ってくれました。8種類ほどサンプルを施主様と一緒に実際に現場において見ていただきました。色が濃すぎても靴跡の汚れが目立ちます、逆に明るすぎても汚れが目立ちます。その中間ぐらいが良いと思いますが外観のイメージとも合っていなければバランスが良くありません。表面も磨き(つるつる)でなくプレナー(デコボコ)で雨に濡れても滑りません。最初に砂で高さ調整して、そこにタイルを施工する部分にコンクリートを水でドロドロに溶かしたものを流して、タイルを置いていきます。タイルと下地がピッタリ付くように金づちの枝のほうで一枚一枚叩いて貼っていきます。ここが職人さんのカンです(長年の経験と感覚)。このカンが良い人は「腕が良い」と言われます。職人さんは誰も同じではありません。仕上がりを見ればすぐにわかります。仕事に性格も出ますね!  物造りは下地の造り方で良い悪いが決まってしまうと言ってもいいです。下地をしっかり造っておけば仕上がりも良くなります。 目地の通りも碁盤の目のように綺麗に施工しています。