昔の家と今の家を比べて

日本は高温多湿の気候のため、どうしても床下に湿気が溜まりやすくなります。

昔から湿気には、ちゃんと気を遣ってきた日本。

西暦750年ごろに建てられ今も現存する正倉院は高床式建築のひとつです。

工夫されている点は床を高くすることで床下に風を送り込んで湿気を滞らせないことです。


b4a003525b1f316f95192ceb9015f9e9


【高床式住居
米などの穀物は風通しが良い場所に保管しないと蒸れて品質が落ちてしまいます。
また土壌に近いほど湿気が多いです。
地面から遠ざけ湿気から守り、生物からの食害も防ぐ高床式倉庫の需要が増えたのです。

湿気の多い日本気候風土は最適だったにもかかわらず、高床式住居はどこへやら

現在は一転して、日本の家はぐっと床下が小さくなってしまいました。

これは、関東大震災以降の国の耐震基準の徹底にともない、

❝地震に強い家❞をと、床を低く、土台をコンクリートできっちり

ガードするようになったようです。

地震への備えを重視するあまり、日本の住居は湿気の害を受けやすく

なりました。温度が20~30度、湿度が70%以上の状況になると

腐朽菌やカビが発生し放置し続けると住宅の耐久性が著しく低下します。

結露や白アリの被害も心配です。床下の換気は寿命を延ばす重要なポイントです。

そこでユキトシでは、夢ハウスの通気工法は基礎の鉄筋を切らずに済む丸型換気孔

を採用しています。床下に風を通すことで土台を乾燥させ、カビの腐朽菌や

腐食を防いでくれます。また、木材を強く長持ちさせるのです。


丸型通気孔で湿気対策
通気工法