御前崎市白羽 新築「木のひらや」4.5×4.5(子育て住まい&二人暮らし)基礎工事完成。

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外側の基礎の型枠を撤去して、内部のベースコンクリート打ちの準備をしています。この地域ではベタ基礎工法が主流ですが、当社では夢ハウス工法に習って昔からの布基礎工法を勧めています。施工手間はかかりますがコンクリートの量がかなり違ってきます。建てる場所によって一長一短があります。 過去に、新潟中越、新潟中越沖地震で郷の家はその地域で一棟だけ倒れなかった実績があります。それから800棟以上布基礎でやってきましたが大丈夫でしたのでそれにならって施工しています。写真は束石の部分を掘ってコンクリートの厚みを取っています。差し筋は高さのレベルを均等にするために刺してあります。
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外側の丸い換気口(160π)は≒1.2m間隔で入れてありますので床下は風通しが良くなります。最近の基礎は換気口がありません。基礎の上に基礎パッキン(2cm)の厚みの樹脂を敷いてその上に土台をのせる施工方法です。 基礎パッキンは昔の風窓に比べ1.2~1.5倍の通風ができると言っていますが、この丸型換気口は4倍の通風があります。 床下に空気が淀むようなところがあればシロアリの住める状態になる可能性が高くなります。丸型換気口を使用することでシロアリの住めない環境を造ります。高額のシロアリ防除処理をしなくでも、自然の力を上手く利用して高性能な住まいづくりをしています。丸型換気は20cm×20cmピッチの配筋の間を狙って入れて行きますので配筋を切ることはありません。換気口周りは鉄筋で補強していきます。この換気口にステンのキャップを取り付けて行きます。基礎の隅に長く立ち上がっているボルトがホールダウンです。これが地震時に大きな役割を担います。  この基礎の上に1000年ヒバ(無垢)の土台を施工していきます。この無垢材もシロアリが嫌いな木材です。