梅雨時期でもカビ知らず、桐の抗菌作用を実験

古くから箱、タンス等に使われている桐、大切な着物などを保管するのに用いられています。
実際にどれ位効果があるのか実験しました。

ビニールクロスとカラーフロア(新建材)でつくった箱と、桐で覆った箱を用意して、バナナと食パンを置いてどう変化していくか観察しました。

1日目(5月30日実験開始)
桐の調湿・抗菌実験


8日目
新建材の食パンはカビが見えてきました。バナナはほぼ同じ状態でしょうか。
桐の調湿・抗菌実験


14日目
食パン、バナナとも新建材のほうがひどくカビが増えてきました。
桐の調湿・抗菌実験

現在も実験中ですが、数年前に行った食パンの実験結果もお見せします。


数年前の実験結果
桐の調湿・抗菌実験

桐にはタンニン、パウロニン、セサミンという成分が含まれていてこれらが抗菌効果のみならず、防腐・防虫効果を発揮します。


桐だけでなく、他の無垢材にも様々な効用があることがわかっております。

たとえば、ヒバや檜の精油成分であるヒノキチオールは、100~1000ppmの濃度でカビ類、ブドウ球菌、大腸菌といった細菌類の増殖を抑制。

ヒバ、檜、ベイヒバ、ベイスギ、赤松などはアレルギーや喘息の原因となるダニの増殖も抑えます。

木の持つ調湿作用によって結露やカビも防止でき、空気をきれいに、快適に保つことが出来るのです。


無垢材を用いることで、着物にも人にも快適な家を作ることが出来るのです。