御前崎市池新田 築33年 戸建て リセット住宅(リノベーション)耐震工事

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内側に12mmの構造用合板を施工していきます。築33年の建物ですので当時は筋交い工法です。片筋交いを1の力とするとかける(×)にすると2の力になるわけですが、合板で面で支えることで2.5倍の力になります。
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リセット住宅は内側に合板を施工していきます。間取りの変更がなければ、既存の筋交いをそのまま生かして施工していくので、さらに強度が高まります。10㎝間隔で、N50という耐震釘で止めていきます。柱は全て4寸角に近い桧の無垢材です。通し柱は4.5寸角の桧の無垢材です。ですので柱の傾き、不陸調整をして施工していきます。
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外側から見た様子です。リセット住宅はここに60mmの高質ウレタンを吹き付けていきます。室内側にピッタリ施工です。外壁側は風が通るように土台から入って軒天を通って屋根裏まで風が回ります。既存の造りだと壁内に風が入りません。柱が息もできない状態でしたので太陽光線が当たって壁内は蒸れてしまいます。内部結露など発生するとシロアリや腐朽菌が発生する可能性が高なります。
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新築工事の場合はSDパネルと言って柱と柱の間に前もって工場で作ってあるパネルをはめ込んでいきます。SDパネルは一面3.3倍の強さがありますので、リセット住宅工法よりも地震に強いとされています。 実際に新潟中越、新潟中越沖地震の被害にあっても、「郷の家」一棟だけが倒壊をまぬかれたという実績も実際にありました。 リセット住宅もその住宅にならってのリノベーションです。