ラベンダーは木、バナナは草、桐も草

ラベンダー
富良野のラベンダー畑がニュースで紹介されていました。

ラベンダーはハーブの女王と呼ばれ、古くから人々に重宝されてきた植物です。

鎮痛作用があり、ストレスでこわばった心身をリラックスさせ、不安や緊張、

イライラなどを和らげてくれます。緊張からくる偏頭痛や高血圧にも

効果があると言われています。

アナウンサーの方が「ラベンダーは木の仲間なんです。」と。

初耳でビックリそう、ラベンダーは「木」なんです。

根っこを見てみると、なんと!「木」になっています。

木の世界では低層木、亜高木、高木と分類され、ラベンダーはこの低層木になるようです。

葉っぱがモサモサしているため、なかなか根元を見ることって少ないですよね。

ラベンダーは冬が来るとこの部分を残して越冬します。翌年の暖かくなった時期に、

新芽を出し、それが花茎となって花を伸ばします。

ラベンダーは花の苗というよりは木の苗という扱いになるようです。

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この部分を残して越冬します。
バナナ
バナナの木は、木ではなく草です。

分類はバショウ科、常緑多年草の植物です。

木の幹のように見えるのは、葉が何枚も重なった偽茎や

仮茎と呼ばれるものです。高さは3m~10mにもなる、巨大な草です。

草と木の違いは、年輪があるかどうかです。

硬さもにも違いがあり、木は硬いですが、茎は柔らかい。

バナナは葉の重なった偽茎が年輪のように見えますが、あくまでも葉が重なったもの。

偽茎はは木のように固くなく、柔らかいそうです。
実はバナナは野菜
バナナは一年で枯れてしまうので、野菜に分類されます。

農林水産省を見てみると、メロン、いちご、スイカも同じく野菜の分類されています。
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桐は「木と同じ」と書くように、木の仲間ではなく、「ゴマノハグサ」科に属する草の仲間です。

桐の断面を見ると、中心部分が空洞になっていて、草の茎という感じです。

昔から重宝されてきた桐。空気を多く含むため保温性に優れ、

タンニンという成分が調湿・抗菌作用を促し、大事な衣類はもちろん、

人間の身体まで健康にしてくれます。

「ラベンダー」のこと「バナナ」のこと「桐」のこと

なんでも「知る」こと「学ぶ」ことは、おもしろいですね!

菊川市/築26年脇屋リセット住宅