菊川市三沢 リセット住宅 耐震構造見学会 開催

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リセット住宅耐震構造見学会を行いました。リセットという意味は直訳すると元に戻す。①今まで使用した建物の築年数をリセット、②リフォームの考え方をリセット(家と共に気持ちや暮らしをリセット)築30年から40年ほどの木造住宅は本物の無垢材を使用している可能性が高く、その構造部材を再利用して間取りの変更をして新築同様に仕上げる工法です。現代の新築の70%セント以上が集成材を使用しているのが現状です。集成材は狂いが少なく工事作業がしやすく、強度も1.2~1.5倍あると言われています。(山で生えてる木を1とする)それに比べてキッチリ乾燥した木材は2.5倍の強さのあることが実証されています。それと集成材はラミナという小さい木を寄せ集めてレゾルシノール系の 強力なノリで貼り合わせている新建材です。温度が上がると強力なノリから有害物質ホルムアルデヒドなどが検出され人体に大きな影響を与えます。アトピー、喘息などはこの現象です。その為に国は24時間換気を義務付けました。
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リセット住宅に興味があって来場されました。木がとても好きな方です。展示物の壁になっているのが耐震補強壁(SDパネル3.4倍)です。玄関・ホールの正面の壁の裏側になります。このスペースは、リフォーム前の和室8畳×2の通し間、ホール、広縁をひとつにして、採光、風通しの良い大空間LDK(38畳)としました。リフォーム前は北側の東面に食堂、キッチンがありましたので、昼間でも照明を付けて食事をしていました。ご主人のリフォームする第一希望です。以前工事した古民家再生のDVDをご覧になって、完成が楽しみですと言って帰られました。 ありがとうございました。