ハッキリとした答えを出すには、まずそれぞれの長所と短所を知ることです。
それは、考え方を「リセット」する第一歩でもあります。
でもその前に新築とリフォームについて、知っておかなければならないことがあります。

新築にも2種類あります。【自由設計】と【規格住宅】です。
【自由設計】・・・注文住宅とも言われますね。間取りも部材も自由に選べるタイプです。
メリット
・地盤改良ができる
・白紙から始めるので自由な設計が可能。具体的な「夢のマイホーム」を実現したい方におすすめ
デメリット
・とにかく時間がかかる(施主と設計側とで理解を深める必要がある)
・コストが上がる場合がほとんど
・規格と違いモデルハウスが無いので、イメージがつかみにくい
【規格住宅】・・・カタログから自分に合った住まいを選ぶ「規格住宅」タイプ。
メリット
・地盤改良ができる
・コストダウンしやすい
・カタログやモデルハウスなどがあるので完成をイメージしやすい
・届いた材料を組み立てるので工期が短い
デメリット
・とにかく「プランの中から選ぶ」ので設計や使用部材に関しても自由度が低い
・細かい要望が反映されにくい

家を完全に壊して建て替える新築に対して、既存の家を活かしたリフォームという選択肢もあります。
必要な部分だけ直していけるのが特徴です。キッチンの入替え等を行う程度の「部分的リフォーム」から、
全面的に改築を行う「大規模リフォーム」まであり、そのやり方や範囲はさまざまです。
メリット
・間取りを同じにすれば、今までと違和感無く暮らせる
・柱など思い出のある場所はそのまま取っておける
・コストの調整がしやすい
・今の住宅をベースに変えるのでイメージしやすい
デメリット
・地盤改良はできない
・構造上の制限がある
・解体後、構造の傷みが進んでいるとなると追加工事となる場合もある