菊川市本所 築64年古民家再生 耐震パネル工法

菊川市本所で行われている築64年の古民家再生工事。

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さて、前回は構造を無垢材で補強していく様子をお伝えしました。

今回は、地震に強い家にするための耐震パネル工法と制振ダンパーについて説明します。

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柱の間にパネルの枠を作っていきます
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ボードを貼り、耐震パネルに
柱や土台、梁の構造補強が終わると、その間にはめ込むように耐震パネルを施工していきます。

一般的な耐震対策に、筋交い工法があります。

柱と柱の間に斜め・たすき掛けのように木材を入れて柱を支える工法です。

柱と接している部分に力が集中するので、何度か揺れが続くと留め具が外れてしまうことがあります。

そんな点で支える筋交い工法に比べて、弊社が採用している耐震パネル工法は面で支える工法です。

左上の写真のように、柱と柱の間に枠を組んで、さらに右上の写真のようにその枠にボードを張ってパネルにします。

面で支えるので、全方向からの力に強く、複数回の揺れにも耐えることができます。

筋交い工法(15×90㎜の片筋交い)よりも耐震パネル工法は4倍の耐力をもちます。

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外壁のパネルには断熱材
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制振ダンパーでさらに地震に強い家に

外壁側には断熱材を入れて断熱性能もアップします。

また、制振装置も設置しています。

耐震とは、家を固めて地震でも家が崩れないようにするという考え方です。

制振とは、地震の揺れを装置で吸収して家自体を揺らさないようにするという考え方です。

木造住宅は、木材がしなって地震の揺れを吸収する特性があるので、制振という地震対策も相性がいいんです。

今回使用したのはウィンダンパーという制振ダンパーです。

オイルダンパーという種類で、
筒の中にはオイル室があり揺れるとピストンが動いて揺れを吸収してくれるという仕組みです。

このダンパーを今回は1階2階合わせて16本設置しました。

耐震計算を行って一番適した場所に設置します。

耐震+制振で、古民家を耐震等級3レベルまで強化しました!

現状、耐震等級は3がMAXです。

安心して住み続けることのできる家にうまれかわります!

お客様に快適な暮らしを提案いたします。

興味のある方はぜひお問い合わせくださいね