スマイル日記 -寺田ブログ-

地面の固さに関係なく「べたきそ君」でいいんじゃないの?

いつの間にかその考えは広まり、やがて日本中が「べたきそ君」

だらけになったのです

地面がぜんぶ、やわらかくなってしまったのかな?

そんなことはないと思うけど・・・・・

ところが・・・・・・ 困ったことが起きました

鉄やコンクリートをいっぱい使う「べたきそ君」

二酸化炭素をいっぱい出していたのです

猛暑の夏や長い時間集中豪雨 生態系の変化に

不魚・不作など、地球環境を考えるとこのまま

「べたきそ君」を作るわけにもいきません

全ての建物の炭素排出量の表示義務化に向けて

日本政府も動き出しました


おうちの基礎のはなし 地面の固さを調べることても大事

地面の固さは3つに分けられ次のように決められました

ふつうの地面なら「べたきそ君」か「ぬのきそ君」

やわらかい地面なら「べたきそ君」にしましょう

とてもやわらかい地面ならまず地面を固くする工事を

KN(キロニュートン)は地面の固さを表す単位です

普通の地面・・・・・・・30KN以上

やわらかい地面・・・・・20KN以上30KN未満

とてもやわらかい地面・・20KN未満


おうちのきそのははし ぬのきそ君とべたきそ君

これは「ぬのきそ君」「べたきそ君」のお話です

家の重さを支える基礎と言う仕事は、そこへ住む

家族を守る大切な仕事です

「ぬのきそ君」「べたきそ君」より早く生まれた

お兄さんです

ひと昔前の木造の家の基礎は、ほとんど「ぬのきそ君」

にまかされていました

見た目の大きさは2人ともほとんど同じですが体重は

「べたきそ君」のほうがどっしり重いです。

たくさんの鉄筋コンクリートでつくられた重い

「べたきそ君」は一見すると強そうに見えます

「べたきそ君」は土の上にスラブと言う名前の

が張られています

基礎にその膜があると、やわらかい地面に家を

建てたときに沈みにくくなります

「べたきそ君」は一部のやわらかい地面を

担当していました

ふつうの地面なら「ぬのきそ君」です

2人は役割を分けていました
巨大地震の脅威は建物の倒壊だけではありません

●家具の転倒、落下物による被害もばかにできません

大型家具やピアノ、テレビはしっかり固定しておきましょう

箪笥の上や棚には重たいものや固いものはなるべく置かない

ようにしましょう

●火災の発生は何としても食い止めたいものです

阪神淡路大震災では、地震後の火災で亡くなった方も数百人に

上がると言われています

●ライフラインの復旧までの衣・食の備蓄、防災グッツの準備も

大事です

マメ知識
巨大地震との勝負はほんの一瞬!!

阪神淡路大地震の激震はほんの5~6秒間でした。この5~6秒で

家が倒れ、ビルが潰され、高速道路が破壊されました

この一瞬を持ちこたえれば、巨大地震にも勝てるわけです

それには、日頃からの備えと危機意識が大事です

その気にならば誰にも出来ることです
平成12年6月に建築基準法が改正されました・・・

耐力壁の量が足りていても ダメ

 耐力壁を構成する構造材の接合が弱いと接合部が離れて

 耐力が瞬時に低下します

阪神淡路大震災では、柱がスポン スポン抜けてしまって・・・

比較的新しい建物が倒壊した原因の一つです

 阪神淡路大震災では、柱の引き抜き力が最大2.7トンにも

 達したそうです

 平成12年6月の建築基準法改正では、接合部の金物補強の

 ほか、耐力壁の配置に関しても規定されました

マメ知識
地震で柱が抜けるのはなぜ??

柱に引き抜く力が掛かるのは、強い耐力壁の場合、水平力が

働いたときに耐力壁がてこの原理で回転してこける動きをして

一方の柱が浮いてしまうからです。

柱が土台から抜けると、耐力壁が強度をなくすだけでなく上の

荷重も支えられなくなり、瞬間的な倒壊を招きます