災害が起きてから大切さに気がつくのが「耐震性」です。
地震大国と言われる日本。住宅を建てる上で、耐震構造は外せないポイントの一つです。
「郷の家」「ツミキ」シリーズの耐震構造は2度の震災に耐えた実績があります。
なぜ、そんなことが可能だったのか工法をもとに見ていきましょう。
軸組パネル工法
一般的な在来工法で使われる筋交いでは点で支えるのに対し、軸組パネル工法では面で支えます。これは、筋交いに比べ3.3倍の壁倍率となります。
災害が起きてから大切さに気がつくのが「耐震性」です。
地震大国と言われる日本。住宅を建てる上で、耐震構造は外せないポイントの一つです。
「郷の家」「ツミキ」シリーズの耐震構造は2度の震災に耐えた実績があります。
なぜ、そんなことが可能だったのか工法をもとに見ていきましょう。
近年当たり前のように住宅に使われている集成材。
これがいったいどういうものでどのような経緯で普及してきたのかご存知でしょうか?
集成材は、ラミナと呼ばれる挽き割った板材を接着剤で貼り合わせたもの。
これを一本の柱や梁として構造躯体に使います。
100年ほど前にドイツで生まれた材料で、日本の住宅に使われるようになってから、まだ十数年という、歴史の浅い材料です。
お施主さんにとってはデメリットばかりの使ってほしくない建材。
近年当たり前のように住宅に使われている集成材。
しかしこれには健康面、耐久性などさまざまなデメリットがあることもわかっています。
そこで建材に天然無垢材を使うことのメリットや気をつけなければいけないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
ここまで天然無垢材の良い所をあげてきましたが、
建材として使うためには気をつけなければいけないポイントがあります。
それは、乾燥と木遣いです。
昔の大工は、木の乾燥と収縮の関係をちゃんと心得ていました。
充分に自然乾燥させた無垢材を使い、棟上げの後もすぐには仕上げに取りかからず、
数ヶ月間は空気にさらして、しっかりと乾燥させたのです。
しかし現代では、建築にそれだけの時間をかける余裕がなく、前もって人工的に乾燥させたものを使うようになりました。
その乾燥の度合いが大きなポイントなのです。
木の乾燥の度合いを知る手がかりは「含水率」。この数値を指標に乾燥が充分な、本物の無垢材を追求していくことが大切です。
たとえば、檜には耐久性に優れるとともに、シロアリ等の虫が嫌う成分のヒノキチオールを含んでいるため、土台や柱に用います。檜風呂なども、その耐久性を活かした使い方です。美しくて艶のある木肌、独特の香りも特徴の一つです。
そして杉には、「直ぐ(直ぐなる)」からつけられたと言われるように、杉材の繊維は縦方向。したがって、柱に向いています。
耐久性があり、ねばり強いのも特徴。しっかり乾燥させると、シロアリにも強い樹種です。
このように無垢材には住まう人にとって様々な効果・効能をもたらしますが、
無垢材を使って住宅を建てるには乾燥や木遣いについて心得た職人がいて建てられるものなのです。