●在来軸組構法の基本構造はトラス構造

在来軸組構法は、柱、土台、桁、筋交い等の部材(軸材)で
三角形を構成して構造的に強くする工法です

この三角形をトラスと言います

●トラス構造とは?
幾何学的に見て、三角形は非常に安定した図形です

三辺の長さが決まれば変形しません
この特徴を利用したのがトラス構造です

●強いトラス構造の条件は2つ。
①三角形を形成する軸材が伸びたり縮んだり
曲がったり切れたりしない

②軸材の接合部が離れない(ピン接合:回転はOK)

マメ知識
トラス構造とラーメン構造・・・
トラス構造を利用した木造軸組工法に対して

三角形を構成せずに、柱・梁だけで強い建物を

作る方法として、ラーメン構造があります

ラーメン構造の接合部は固い接合(剛接合)で

鉄筋コンクリート造や鉄骨造など、ビルや大型
の建物にこの構造を採用します。

このほかにも壁(パネル)構造、シェル構造など
の工法もあります
