軒は、ちょうどよい木陰をつくる葉っぱ

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春を通り越して、日中は汗ばむ程の陽気

草木の新緑も鮮やかになって目を引きますね。

暑いほどの日差しも、葉が茂った木の影に入るととても涼しく感じます。

暑さ寒さもほんの少しの加減でちょうどいいか、暑すぎるか寒すぎるかが決まってきます。

家でいうと、軒の長さも意外と重要です。


最近、真四角の家や、外壁から軒がなくそのまま片側へと施工される片流れ屋根など、よく見ます。

軒ゼロの家ですね。

すっきりしていておしゃれです。



逆に軒がとても長い家もありますよね?

家の軒ってなんであるのでしょうか?なくてもいいんでしょうか?


軒の長さはすなわち屋根の長さです。

屋根の長さが短くなればコストカットにつながります。

また、できるだけ大きい家を建てようと思うと、軒がない方がギリギリのところまで大きくできます。

軒がないと遮るものがないので、日の光が家の中まで入りやすいです。


軒がないと、デメリットもあります。

きちんとした施工をしないと、外壁と屋根の境がさらされた状態なので、雨漏りにもつながりますし、

軒に守られないので、雨や風、日光がそのまま当たって外壁や室外機などが傷みやすくなります。

日の光が家の中まで入りやすいということは、室内が熱くなりやすいので、断熱や遮熱対策も必要ですね。


逆に、軒が長いと

屋根が長くなるのでコストは上がりますが、外装の傷みを防ぎやすく、雨漏りの危険も少なくなります。

日の光も長さを調節すれば、夏の日差しは遠ざけつつ、太陽の高さが低くなる冬の日の光は家に入れることができます。

窓を開けていて、突然の雨で室内がずぶぬれに!ということも防げる可能性が高いです。


軒は、ちょうどよい木陰をつくる葉っぱのような役割です。

家をつくるときには、デザイン性だけではなく、

実際に生活したときにどうなるのか?を考えることも大切です。


お客様の快適な暮らしをご提案させていただきます。

何かございましたら、お気軽にご相談ください。



今週末の4/22㊏23㊐には、

軒の出を生かした、古民家再生の完成見学会が開催されます!

長い軒のある家、ぜひ見に来てくださいね
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