まにゃまる日記

平衡含水率の実証

木材乾燥において仕上げるべき目標の含水率は、使用される場所によって異なります。

建築材料は外装用・内装用断面の大きな材・小さな材というように種類がたくさんあります。

そのため、含水率を一つの水準に定める事は難しいと言わざるを得ません。

建築材料の適正な含水率を決めるには、まず実際に使われた部材の含水率が
どの程度かを知らなければなりません。


長年居住した後に測定される部材含水率は、ほぼ平行含水率とみなすことができます。

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含水率の高い木材を放置しておいた時の平衡含水率と、逆に含水率の低い木材を
放置しておいた場合の吸湿によって達する平衡含水率には違いが生じます。

この様な現象をヒステリアスといいます。

熱を加えた人工乾燥材の平衡含水率は、熱を加えない天然乾燥材より低く、
相対温度による変化の幅が小さくなります。

このため、人工乾燥材は寸法変化が少なくなるのです。

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木材を一定の温度及び温度の空気中に長い間放置しておくと、木材は
空気の温度及び温度に見合った含水率に限りなく近づいていきます。

長期間の間に到達すると想定される含水率を平衡含水率といいます。

平衡含水率をもとめるためには、木材の平衡含水率図表を用いるのが便利です。

ただし、同一空気条件下であっても、樹種の違いにより平衡含水率は多少異なります。

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自由水は木材の細胞と細胞の隙間を満たしている水で、
木材の強度や変形にはあまり影響を及ぼしません。

ですが結合水は木材の細胞の中に存在し、細胞と密接に関係しています。

木材を乾燥する場合、自由水は比較的容易に放湿乾燥ができますが、
結合水を取り出すには、かなりの熱エネルギーを加えなければ、
細胞壁に強く結びついた水分を分離することは出来ません。


間取りコラム

住宅に使用する木材、特に真壁仕様で表しになる木材には
十分な乾燥が必要不可欠です。

木材に含まれいる水分には自由水と結合水の2つがあります。

木材は感想を始めるとまず自由水が無くなったところを
繊維飽和点と呼び、含水率30%程度になっています。

しかしそこからさらに乾燥が進むと細胞の結合水が無くなっていき、
その過程で木材が収縮・変形を起こし始めます。


間取りコラム