床材の結露/桐と新建材の違い

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桐の床材と一般的なフロアを並べて貼り合わせた物を作り、冷凍庫で冷やした板の表面

新建材のフロアの表面は結露をおこし水滴が付きます。

桐の床材は結露はおこさず触ってもサラサラの状態です。

新建材フロアの家で結露が起きた場合、水滴になります。
その水滴に空気中の埃が付着してカビが発生します。
そこにダニが繁殖します。
ダニは9月~10月頃死にますが、ダニの糞と死骸が埃と一緒に舞い上がり
抵抗力の無い子どもが吸い込むとアトピー性症候群の一つの原因となります。
秋口にアトピーがひどくなるのはダニが原因であるといわれています。
 
牧之原市/郷の家 桐の床

桐や針葉樹(杉・松・檜)など多孔質なため比較的暖かく調湿に優れた素材です。

反対に広葉樹(ナラ・タモ・サクラなど)は、細胞が緻密(ちみつ)なため熱伝導率が高く調湿性能は劣ります。

特に広葉樹の床材は摩擦による表面のケバ立ちや吸湿による寸法変化を抑えるために、
ウレタン塗装など木が呼吸できない仕上をされている製品がほとんどです。
参考 熱伝導率 杉・檜0.12/松0.15/ナラ・サクラ・ブナ0.19 単位kcal/(m.h・℃)

無垢材が全て暖かい訳ではなく、「無垢材を使っているから、暖かくて空気も調湿するんですよ」
というのは正解ではなく、無垢材を適材適所でどのように使うかがとても大切です。