無垢材は乾燥が大事《赤松フローリング30mm厚》

赤松30mm厚

「天然木の価値は樹齢に比例する」
樹齢300年の赤松フローリングが標準仕様

多くのお客様にお喜びいただいている「赤松フローリング」は
ロシア北緯56度のイルクーツク州アンガルスク産です。

北緯60度以上は草木の生えない北極圏、そのギリギリの北緯56度の土地でゆっくりゆっくり育った赤松を使用しています。

300年育っても直径50cm、年輪が細かさは木の強さとなります。
さらに、「実生の松(じっしょうのまつ)」と言う、種から育った松です。
松ぼっくりから種がこぼれて、初めは苗木が集まって成長しますが
アンガルスクは緯度が高いため太陽が少ししか照りません。
わずかな光を求めて、まっすぐ育ちます。

苗は成長が早いものもあれば、遅いものもあります。
成長が悪ければ自然に枯れ、生き残った松だけがまっすぐ成長を続けます。

そうして樹齢300年を越えたものだけを輸入し、フローリングとなってお客様のお宅に施工させていただいています。


松=パイン?
松というとパインですか?と聞かれることもありますが、
北欧パインといわれるヨーロッパ北方で取れる赤松は樹齢70~80年程度で、年輪を見れば違いは明らかです。


アンガルスクで原木を製材し、シベリア鉄道で4500km。
日本海側の港町ナホトカから新潟の製材工場に運び、ここで乾燥、製材加工して商品に仕上げます。

木材乾燥機ドライランバー
特許取得木材乾燥機
ドライランバー(特許第3315963号)


ドライランバー
仕上がり30mmの床板を作るために、42mm厚の床板を一度乾燥機に入れ、水分、松のヤニを出します。このとき反りや曲がりが起きるので再度削って30mm厚に仕上げています。
赤松無垢材のヤニは乾燥機で出し切る
乾燥機の下は松から出たヤニでベタベタです。松のヤニの化石は琥珀ですから、何万年も?経ったらこのあたりは琥珀の産地かも知れませんね。

乾燥の甘い板では家を建ててから問題が出てきます。
表面が反ってくる、隙間が開いてくる、ヤニが出てくる…
そんな商品を施工したらお客様にご迷惑がかかってしまいます。

その問題を先に乾燥機で出しきって、安心して使える材料でお造りしています。


以前リフォームさせていただいた築30年のお宅で、解体したら土台が割れていたことがありました。
乾燥が甘い材料では、こんなことが起きることにもなりかねません。
加圧注入土台の割れ

柱が割れていたら。
梁が割れていたら。。。

家は家族の命を守るところです。
いろんな会社がありますから、住宅施工を頼む際はきちんと乾燥された木材を使用しているか聞いてみてくださいね。