もともとどちらも広縁がありました。
今日はそんな縁側の話をお伝えします。
通し間の和室があり、庭側に広縁がある…昔の家には縁側がよくあります。
外壁の外側に縁側があり、雨に濡れるような縁側を濡れ縁(外縁)といい、
室内側にある縁側を、くれ縁(内縁)といいます。内縁でも幅の広いものを広縁と呼びます。
濡れ縁(外縁)は今でいうウッドデッキのようなもの。
内縁は、今でいうサンルームに近い感じです
縁側というのは、もともと部屋と部屋をつなぐ廊下として使われてきました。
家の一番外側にあるものなので、
日当たりもよく、ちょっとした玄関替わりにもなりますし、
洗濯物を干したりするスペースとしても利用されます。
縁側があることで、夏の直射日光が部屋までいかずに涼しく過ごせますし、
内縁だと、空気層の役割を果たすので、部屋まで冷気や熱気が届かず、断熱の役割もありました。
現代では、縁側に広いスペースを確保するよりも、居住スペースを広く使うようになり、縁側がある家は少なくなってきています。
家自体の断熱材や窓の断熱性能が高くなっているので、
わざわざ広縁を作る必要がなくなってきたのも要因の一つだと思います。
現在施工中の2件のお家では、
広縁をそのまま部屋とつなげて大きなLDK空間にしたプランと
広縁部分を減築して、必要な部分だけのウッドデッキにしたプランの2例で施工中です。
縁側をそのまま残すプランも過去施工事例があります。
それぞれの家庭に合わせてプランを決定します。
縁側がある家
縁側がない家
あなたの生活ではどちらが合っていますか?
それぞれの家庭に合わせたプランを作成いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。