住宅の寿命とは

住宅の寿命ってどのくらいだと思いますか?


日本の住宅の寿命は約30年と言われています。

アメリカは約65年、イギリスは約80年!
日本は比べてみると短く感じます

住宅の寿命と書きましたが、これは、取り壊される住宅の平均築年数を指します。

地震の発生頻度などの地理的な条件、国民性の違いや歴史的背景なども影響してくるので、
単純には比較できませんが、諸外国と比べて家を建ててから取り壊すまでの期間が短いんです。


中古住宅の流通率でも、日本は14.5%と低く、85.5%は新築を建てています。
(*総務省「平成30年住宅・土地調査」国土交通省「住宅着工統計」)

ちなみに諸外国の中古住宅の流通率は
アメリカは81%・イギリス(イングランド)85.9%・フランス69.8% です。


日本では「家を買うなら新築がいい」と希望する割合は約80%
それがそのまま割合に表れている感じですね・・・。


まだ使える住宅があっても、
新築がいいから取り壊したり、
利用価値の高いビルなどを建設するために取り壊したり、
自然災害の被害で取り壊すことになったり、

さまざまな理由があって日本の住宅の寿命は短くなっています


世界最古の木造建築は1400年前に建てられた法隆寺。
しっかりした木材を正しく使い、要所要所で改修を重ねれば、木造建築は1000年以上もつことが証明されています!


地球環境を守るためにも、
今ある住宅を生かして、長く住み継いでいくという考え方が浸透してほしいな・・と思います