古民家は本当に夏に強い?昔の知恵と現代の快適さを考える

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先日、古民家を再利用した子供の遊び場に行ってきました。
その日は天気も良く暑い日だったのですが、周りはコンクリートではなく竹林に囲まれ、広い中庭も原っぱになっていて、家の中に入ると驚くほど涼しく感じました。

「日本家屋ってやっぱり夏に強いんだな」と再実感しました。

畳の部屋が連なるまわりには長い廊下があり、夫は
「こんなに廊下をとるなんて、贅沢なつくりだね」
と言っていましたが、
「これ、昔の人が考えた”断熱対策の間取り”なんだよ」
と伝えると、とても感心していました。

子どもも、長い廊下を歩いて別の部屋に行けるのが楽しいようで、
古民家ならではの”空間のつながり”を楽しんでいました。

そんな体験から、今日は
古民家は夏に強い?弱い?本当のところはどうなの?
ということについてお伝えします。
日本は昔から高温多湿の気候。
エアコンも断熱材もない時代に、どうやって夏を乗り切っていたのか。
その答えが、古民家のつくりに詰まっています。

◎風が抜ける構造
 窓や開口部が多く、風が通り抜けるように設計されています。

◎深い軒と縁側
 夏の高い日差しは遮り、冬の低い日差しは取りこむ考えられたデザインです。

◎土壁・木材・畳が湿気を調整
 自然素材は湿気を吸ったり吐いたりして、室内の環境を整えます。

◎縁側(廊下)は断熱ゾーン
 外気と居室の間にワンクッション置くことで、熱が直接部屋に伝わりにくくなっています。

 昔の人の知恵は、本当に理にかなっています。

牧之原市/古民家再生After
私が体験したように、古民家は”体感温度”が低く感じられます。
ただ、現代の暮らしには合わない部分もあります。

■冬がとにかく寒い
 断熱材もなく、風通しが良いように設計されているので、冬の寒さも室内に伝わりやすいのが弱み

■気密性が低い
 窓が多く、壁が少ない。また、部屋と部屋の間も壁ではなく襖や障子なので光も空気も音も通しやすくなっています

■デッドスペースが多い
 廊下が多い分、居室スペースはコンパクトになります

■現代の設備と相性が悪い
 気密性も低く、部屋数も多いので、冷暖房効率が悪くなってしまいます。
 
■現代の真夏の酷暑に対応しきれないかも…
 いくら夏に強い家づくりになっているからと言って、年々暑くなっているこの気候状況では、
 エアコンなしの自然の風だけでは乗り切れなくなっているのも現状でしょう。

夏には強いが、冬には弱い、間取り的にも現代には合わなくなっている
というのが古民家の正直な姿です。 
古民家の良さを残しながら、現代の快適さをプラスすることは可能です。

◎断熱材を入れる
 壁・天井・床に断熱を施工することで、冬の寒さと夏の猛暑を解消

◎窓の性能を上げる
 内窓の設置や複層ガラス窓への変更で、断熱省エネ性能を高めて快適に

◎気密性を高める
 風の通り道は残しつつ、必要な部分だけ気密化することも可能

◎昔の素材を活かす
 太い梁・大黒柱・無垢材・深い軒など”古民家ならではの価値”は残せる

◎使い勝手の良い間取りに変更
 断熱性能を向上させているので、廊下を減らしてLDKや居室などのスペースを広くとることも可能

◎耐震面でも安全に
 古い家は現代の耐震基準に満たないものも多くありますが、
 古民家らしさを残しつつ、必要な箇所に耐震壁や制振ダンパーをいれて補強することで、
 現代レベルの耐震性能に向上させることができます


古民家再生をすれば、
昔の知恵×現代の技術
で、一年中快適で安心して住み続けることができる家になります。

古民家は夏の知恵の結晶。再生すれば一年中快適に

「古民家って涼しい」と感じるというのは昔の人の知恵が生きている証拠です。

・夏に強い
・素材が心地よい
・風が抜ける

古民家には、現代の家にはない魅力がたくさんあります。

そして、古民家再生すれば性能の面での弱点も克服できます。

「実家を残したい」
「でも、快適に安心して住みたい」
「古民家を活かしたい」
そんな方は、ぜひ”古民家再生”を検討してみてください。

実際に、プロが現場を見てアドバイスや状況判断もさせていただきます。

ご相談お問い合わせ、お気軽にどうぞ!
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