年齢とともに立ったり座ったりする機能が低下した「ロコモティブシンドローム」の略称です。
大人だけではなく、子どもにも広がっています。その背景にあるのは、
「姿勢の悪さ」や「運動不足」です。
運動器症候群、「ロコモティブシンドローム」
年齢とともに、骨や関節などの「運動器」の働きが衰え、歩くなどの動きに
異常をきたす状態のことを指します。
一般的には中高年に多く見られますが、近年、子どもの間でも、
バランス能力や柔軟性が低下した「子どもロコモ」が増加傾向にあるというのです。
全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 林 承弘 理事長
「例えば、しゃがみ込みが出来ないとか、あるいは前屈ができない、肩が垂直に上がってこない。
もう一つは、バランスが悪いということですね。雑巾がけが出来ない。身体を支えられず顔面を打ってしまいます」
日常生活にも支障が出る「ロコモ」
子どもたちの身体に異変が起きている原因は、姿勢の悪さや運動不足です。
全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 林 承弘 理事長
「スマホの姿勢っていうのは、ものすごく身体の姿勢を悪くする
一つの原因とも言えるんですよね。運動不足も重なってですね、身体が硬くなっている。
さらに、追い打ちをかけるようにコロナですよね。さらに身体を動かさなくなって。
いろいろな動作が自分の手じゃなくて出来てしまう『超便利社会』が、逆に言うと、
子供たちの身体を使うことの経験を減らしてるってことが言えるかなと思います」
便利の物が溢れたことで身体を動かす機会が減ったことや、スマートフォンや
ゲーム機などの普及で全身を動かして遊ぶ機会が減少。
基本的な身体の使い方が身についていないと言います。
親子で簡単に取り組める「ロコモ体操」を
毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。