なぜ日本は木造建築なのか?

自然素材ならではの温かみで住む人を魅了する木の家。
鉄筋構造の建築物が多い存在でも、住宅に関しては木材が圧倒的なシェアを誇っています。
なぜ、木造住宅が日本で採用されているのか。木という素材が生み出すメリットを紹介します。

歴史ある建築物を見ると、ヨーロッパでは石造りやレンガ造りの建物が思い浮かびます。
日本ではそれほど石やレンガを採用した建築物は見られません。現存する世界最古の木造建築物、
聖徳太子ゆかりの寺院「法隆寺」や世界最大の木造建築物、大仏で有名な「東大寺」に代表されるように
日本の歴史的な建築物は木で造られてきました。

古くから日本国内で木造建築が使われてきた理由のひとつに日本は非常に地震の多い国であることがあります。
吸湿性、柔軟性を持つ木ときを「はめ込む」ことで、クギなどを使わない「木組み」工法があります。
この技術により、地震などにも耐えられる頑丈な木造建築が発展してきました。



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