冬至に柚子湯に入る習慣は、冬を元気に過ごすための
先人たちの知恵です。古代より柚子湯には、その香りや
薬効で身体を清めるという禊(みそぎ)の意味があると
されてきましたが、その効能は科学的にも証明されています。

何も入れない普通のお湯と柚子湯を比較したところ、
入浴後の血管拡張に4倍の差が認められ、深部体温にも
0.6℃の差が生じました。そして、その理由が柚子の
精油成分にあることもわかっています。

柚子にはリモンという血管拡張効果のある成分が含まれ、
これがお湯に溶け出すことで、何もないさら湯より温まる
というわけです。精油は皮に多く含まれているため、
柚子湯は皮のみでOK。

成分が溶け出すいよう、お湯をため始める時から
お風呂に入れておくことがポイントのようです


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