職人魂が本物を生み出す

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伝統の木造建築は、大工や左官、家具職人など
多くの職人・匠たちの知恵、工夫、ノウハウが凝縮
されたものです。長年の経験と努力で磨き上げた技を
駆使し、じっくりと‘魂’を込めて創り上げた作品である
と言えます。職人たちの手によって、何十年も
生き続けているのです。

経済的な効率や合理性ばかりを優先した物づくりが
続けられた結果、さまざまなゆがみが生じてしまった
現代は、このような職人が作り出す本物・一級品を
見直すべきときにきています。何事も時間をかけて
じっくりと取り組み、納得のいくまで技術を醸成して
いく日本人らしさ、誇れる文化をもう一度、育んでい
きたいものです。

職人魂とは?

・創ることに情熱のすべてをかける。

・時間をかけて技術・技量を蓄積した結果、
自分の「世界観」を確立している。

・納得がいくまで仕事を追い続ける。
妥協はしない。今日よりも明日、明日よりも
明後日と、高い技術レベルを追求する。

・愚直であるが、その意思は固い。物づくりに
誇りを持っている。

・時間かけて蓄積したものの中には、知恵・工夫・
ノウハウがぎっしり詰まっている。

・一級品・一流品(本物)に反応する視点、心
(心眼)を持っている。