大手ハウスメーカーが集成材を使う理由
大手ハウスメーカーの多くは、構造躯体にも"集成材"を使用しています。
"天然無垢材"に比べて1.5倍の強度があると説明しているメーカーもありますが、
それは天然無垢材の「未乾燥材」と比較しているのです。
天然無垢材は乾燥させるほど強度を増して、未乾燥材の2.5倍までに強くなります。
大手メーカーなどが集成材を使う本当の理由は
「木材を乾燥する手間が必要ない」
「木材乾燥は技術的に難しい」
「乾燥の手間がないので仕入れが安い」
「瑕疵担保保証制度から逃げた」
からです。
集成材の問題点
集成材は接着剤を使用して、様々な樹種の木材を貼り合わせています。
その際使用していたのがホルムアルデヒドを発生させる「レゾルシノール系接着剤」です。
これは喘息やアトピー原因のひとつとされています。人体に有害なだけでなく、
廃棄する場合、燃焼時にダイオキシンなどの有害化学物質を発生させます。
その後、害の少ない「イソシアネート系接着剤」の接着力には問題があり、
実際に「剥離事故」による賠償問題も起きています。