古い神社やお寺と現代の住宅には決定的な違いがあります。
それは、基礎があるか無いかの違いです。
古い建物には基礎がありません。
古い神社の建物の外側を覗き込むと、建物の向こう側がみえて、
地面に平らな石が置いてあり、その上に太い柱が建っています。
そして1階から床下が地面から1m上がったところに床があります。
ですから床下は、いつでも風が抜ける構造になっています。
何百年も腐らずに現存している建物は、常に風にさらされている構造になっています。
木は腐ります。
腐食菌と言う菌が繁殖する環境をつくってしまうと必ず腐ります。
だから腐らせない方法を建築の歴史から学ばなければいけません。
しかし現在は法律で住宅を建てるときに基礎を省くことはできません。
なので弊社は、少しでも床下に風を通す丸型換気口を採用しています。