床工事 / 御前崎市 シロアリ駆除、防蟻+床工事③

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前回(https://www.reform-yukitoshi.co.jp/?p=28359)は床下の工事を紹介しました。
被害が出たところだけ直すのではなく、被害を受けないような造りに直すのが大切ということでシロアリが好む湿度の高い環境を減らし、シロアリが発生しないような床下の造りをさせていただきました。

今回は床の下地について話していこうと思います。

見えないところをしっかりと

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初めに大引きという木造の1階床を支える梁部材を施工していきます
床束束石に支えられ、根太を支える役割を持ちます。

弊社では無垢材を使用しております。一般的に使われている集成材は軟らかい木材を張り合わせた材なので、上の荷重に耐えれずへこみや傾きが起こってしまう可能性があるからです。
また、軟らかいということはシロアリも食べやすく被害を受けやすいです。

before
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こちらはBeforeの床束束石です。
床束は木製だったのでシロアリの被害を受け、
他の部材へ渡る用の通り道になってしまっていました。

束石は玉石を置いただけなのでずれてしまっていました。
→
after
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こちらがAfterの床束束石です。
床束は木製から鋼製束へ変更しました。
これならシロアリが食べられないので被害を防げます
また、乾燥が十分にできてない木材の場合、乾燥による収縮や床鳴りを起こす危険性があります。
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大引きを敷き終わったら根太を敷いていきます。
根太は床を支える補強部材です。
床の安全性、居住性を高める目的で根太を設けます。

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根太を敷き終えたら断熱材隙間なく敷き詰めていきます。
既存の床は断熱材が入っておらず、仕上げもクッションフロアでしたが
断熱材を敷いた無垢材の床は温かみを感じることができると思います。
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断熱材を敷き詰めたらフローリングの下地の12mmのべニアを敷きます。
既存の床は根太の上にべニア一枚とクッションフロアのみだったので、湿気やシロアリの影響でブカブカになってしまっていましたが、これなら荷重や湿気等に強い床になったのではないでしょうか

写真ではこの後、シロアリの駆除と防蟻処理をするのでまだべニアは止めていませんが
処理後、床用のボンドとビスでがっちりと補強します。
べニアを敷くことで床の剛性を高め、変形やねじれに強い床になります。

ユキトシのこだわり

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いかがだったでしょうか

ユキトシでは見えなくなるところへの追及を日々行っています
このようにブログや勉強会等で他社では教えてくれない建築の裏側
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次回(https://www.reform-yukitoshi.co.jp/?p=28448)はシロアリの駆除、防蟻処理についてお話をしたいと思います。