昔の人の知恵はもう古いだけ?

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こんにちは

今現場では外壁を貼っています。細かなところも打ち合わせをしながら作っていました。

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他の現場でもフローリングを貼り始めました

古民家の縁側、大好きなんですよね。
大きな窓から差し込む光と無垢材の色合いが本当に美しいです
この大きな窓は在来工法だからできます。

日本には様々な工法がありますが、今回は
日本で最も主流の「在来工法」と、米国で最も主流の「ツーバイフォー」工法を取り上げます!




在来工法とは
日本で古くから用いられてきた工法を改良して発展させた工法
日本の風土にあう建築方法です。


ツーバイフォー工法とは
生産性や耐震性に優れ、火災に強く、洒落た外観がこの工法の売りです。
安く材料を調達できるように、2インチを基本とした規格体系になっています。

工法名 在来工法 ツーバイフォー工法
支える建材 柱・梁・耐力壁 壁4面・天井・床
間取り 自由度が高い 自由度が低い
開口部 大きく取れる・豊富 壁の強度が落ちるため制限あり
リノベ 容易に変更可能 難しい


在来工法 :自由度が高く、線で支えている
ツーバイフォー:工期が短く、面で耐震対策している

というのが特徴です



このように聞くと
「ツーバイフォーの方が耐震面で優れている?」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、

ツーバイフォーで使用されている壁は合板といい、ノリで薄い板を何枚も貼り付けたものを使用しています。


その場合、高温多湿な日本の気候だと、
のりが剥がれ劣化が早まり、耐震性の低下につながります。。(ホルムアルデヒドも・・※別の記事参照)




在来工法のデメリットとしては、
工法として複雑なため、職人さんの腕によって、仕上がりや耐久性に、大きな差が出てしまいます。


当社では、古民家再生、リセット住宅を専門にしていることもあり、熟年の大工さんに依頼をしています。大工さんの腕は確かなものです。



という記事を書いていたら改めて大工さんすごいなあと尊敬。。

私も頑張ろう。