気持ちが暗いときはノキテンの確認を

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こんにちは!




現場では、壁面収納が作られています。

初めは未知すぎて、何がどうなっているのかと思っていましたが、

デザインや形が見えて、家がだんだん出来上がっていくのを感じます



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外の軒天の工事も進んでいます。




建築未経験の私は、

のきてんってなに?

のきてんってどういうメリットがあるの?

という感じなので、のきてんについて調べ、まとめました。


近年軒天がないというお住まいもありますが、どうやら軒天は、快適で安全な住まいを維持する役割を担っています。



では、どんな役割を果たしているのかお話ししていきたいと思います






のきてんとは


軒天(のきてん)とは、

住宅を見上げた時、外壁から外側に突き出している屋根部分の裏!

(写真のあみあみになっている木の部分↑)


軒天を広くすることで様々なメリットがあるんですが、費用も高くなってしまうため、近年は安くシンプルに仕上げる軒天がない住まいも増えています。


それではどんな役割があるのでしょうか。








軒天(のきてん)の役割


1.美観性

   屋根の構造部分を隠し住宅の見た目をスッキリと見せます。



2.雨水・日差しによる外壁の劣化防止

 軒の出が長いと、雨水の吹き込みや太陽光を遮り、外壁材の劣化を防ぐことが出来ます。

軒天の無い住宅はスタイリッシュに見えますが、

雨水が当たりやすいので外壁材の劣化が進んだり、

雨垂れによって汚れやすいデメリットがあります。



3.延焼防止

 軒天には不燃材を使用し住宅の被害拡大を防ぐ役割を持っています。

そのため、火災が起きた時にたちまち屋根裏まで火がまわり、屋根が全焼してしまうことを防止します。



4.屋根裏の換気

 穴が開いている軒天材や換気口の場合、屋根裏に溜まる湿気を排出し内部結露を防ぐ役割を持ちます。




とはいうものの、

「軒天の役割は理解したけど、見えないところだし古くてもいいかな〜」

と思うかもしれません。

でも軽視してはダメ!


軒天は、湿気がこもり痛みやすく、

外壁に吹き付ける風が土埃を付着して美観性も損ねてしまうため、定期的な塗装保護が必要です。

そして、軒天材が剥がれ屋根裏が見えている場合は要注意!


剥がれると、スズメ、ネズミやハクビシン等が入り込み、あなたと居候し始めます。。。。

足音・羽ばたく音に人恋しさが紛れると感じるかと思いきや、


糞尿で天井材、構造材の腐食

・配線を噛み切り漏電や停電


等々引き起こしてしまうなどの危険性があるのです。




みなさんの軒天はどうですか?


時に暗い気持ちになることもあるかもしれませんが、上を向いてみるついでに、軒天の確認をしてみてください。