玄関の前は、飛ばされた葉っぱで一杯です。
5年ごとに調査されている森林蓄積量の内訳ですが
天然林と人工林で見てみると、天然林の蓄積量は
余り増加はみられていません。それは自然の中では
倒木更新しながら、樹木が世代交代して森が続いて
いるからです。一方、人工林の方は、成長するほどに
蓄積量は増加しています。戦争で疲弊した国土に植え
られたヒノキやスギは、着実に成長して十分に建材
として使えるだけの樹木になりました。この蓄積量の
変化を見ると、年間に約1億㎥増加している事になります
日本の国土にある樹木に1本1本がそれぞれ年輪を1つ
増やした総合計が1億㎥と言うことです。フィンランド
よりも多いのです。平均的な住宅で使われる木材の量で
換算すれば、400万棟もの家が建つ量です。2017年の住宅
着工数の公表は90万棟ですので、どれだけ多くの木材が
蓄積されているのが分かります。
なんでもそうですが、日本の中で使えるものが使われず
残されていくと言うのはもったいない話です。
次回は、家は第2の森と言われるお話です