では、元利均等と元金均等を比べてみましょう。
先ほどの計算で元利均等方式では月の返済額は108888円でした。
元金均等は元金を均等に返済するので、返済額は129999円となり
さらに2万円ほど高くなります。およそ半分の15年で返済額は
元利均等と同等になり、それ以降は逆に返済額が少なくなります。
元金均等の場合は当初の返済は多いのですが、せっせと元金を
返済してゆくので利息分が減って総額が少なくなります。
返済額で比較してみると、90万円も少なくなります。
ほとんどの人は、返済計画を考えやすいので元利均等方式を選びます
が、このことから学ぶ返済のコツがあります。繰り上げ返済です!
元金均等との差額2万円を10年間貯めれば、240万円になります。
これを繰り上げ返済すると月々の返済額は99479円に減り、返済額の
差額も40万円ほどになります。繰り上げ返済分はすべて元金に充当
されるので、特に返済額の中でも金利分が大きい前半に繰り上げを
実行すると効果的です。