屋根勾配ってどういうこと?

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屋根にはいろいろな形があります。

平らに近いほど傾斜がない屋根もあれば、屋根全体が下からでも見えるような急傾斜のものもあります。

今日はそんな、屋根の傾斜「勾配」についてお伝えします。

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屋根の傾斜を屋根勾配と呼びます。

3寸勾配、4寸勾配というような表示の仕方で傾斜の大きさを表現します。

3寸4寸とは、尺貫法の数え方です。
日本では昔から大きさ長さを表す時に使われている単位です。

1寸は、約3.03㎝

10寸=1尺≒30.3㎝ となります。

屋根の勾配は、
横10寸 上に3寸で出来る勾配を3寸勾配と表します。


数が小さい1寸勾配は平らに近く、数が大きい6寸勾配は急傾斜になります。
天然木リノベーションモデルハウス
屋根の勾配は、屋根の材料によって推奨される勾配が変わってきます。

ガルバリウムを代表とする金属屋根は 1寸勾配以上

セメントを板状にしたスレート屋根は 3寸勾配以上

日本の代表的な瓦屋根は       4寸勾配以上


これを守っていないと、雨漏りのリスクが高まるなど、注意が必要です。


屋根勾配にも注目!

屋根の傾斜「勾配」についてお伝えしました。

家づくりには専門用語がたくさん登場します。

ぜひいろいろな知識をつけて、家づくりにどんどん参加していきましょう。


屋根のカタチ、屋根の素材、そして屋根の勾配

外観のデザインを左右する重要な要素です。

ぜひ、屋根の勾配にも注目してみてください!