寒いうちにすること

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先日、庭に木を植えました。

冬の間に葉が落ちる、落葉樹は寒い冬の間に植えるのが一般的です。

成長期のや、水分をしっかりとらなければならない、冬に向けて栄養を蓄えなければならないだと

成長や状態に影響を及ぼしてしまって場合によっては枯れてしまうことも…。

なので、植物にとって休眠期であるの間に植えるのが一番いいらしいです。


実は、木を切るのも同じく冬の時期がいいようです。

理由としては、やはり木の休眠期であることが挙げられます。

休眠期だと、樹液も少なく、乾燥して締まりがよくなります

木を輪切りにしたときに見える年輪。

濃い色の部分が冬の時期です。

細胞の成長が遅くなるので細胞が小さく詰まった状態になります。

それで色が濃く、硬くなります。

逆に色が薄い部分は成長期の春夏の時期。

細胞がはやく大きく成長するのでその部分はやわらかくなります。


無垢材が年数がたつと表面に凹凸ができてくるのは、この年輪の硬さの違いで起こります。

やわらかい春夏の部分が先に削れていき、硬い秋冬の部分が浮き出てきます。

もともとこの年輪を浮き上がらせる加工をしている物もあります!

それが「うづくり仕上げ」です!

当社では「桐うづくり仕上げ」の建具をよく使用しています。


ひとつとして同じ物がない年輪の美しさが際立つのはもちろん、

凹凸があることで、滑り止め効果があったり、肌に触れる面積が減るので、さらさらの肌触りになります。


季節の変化があることでこのような味わいがでてくるので、寒い冬も暑い夏もやっぱり必要なんだな、と思います。


寒い冬の間にしかできないことをやり残していないですか?

まだまだ寒い日もありますが、もう春目前!

寒いうちにすること、お忘れなきよう!!

無垢材を使ったインテリアを紹介