昔ながらの田の字の和室があり、広縁や廊下・ホールが広々とした間取り。
水廻りや洋間は増改築で少しいびつに付け足されている・・というのがよくあります。
昔は壁ではなく、柱と梁で家を支える作りだったので、襖や障子で仕切られただけの田の字の和室が多かったです。
また、外周に広縁を設けることで、夏の暑い日差しが室内に入らないようにする工夫と、冬の寒さを緩和する工夫がつまった作りです。
今では外壁に断熱材を入れるのが一般的ですが、そのかわりとして広縁や廊下が設けられていたんです。
この古民家を再生する場合は、広縁部分をとってしまって最新の技術である断熱材を施工した壁と断熱窓に変えてしまう手があります。
そうすることで、室内に光をとりこみつつ、断熱性能を向上させることができます。
また、あとから増築した部分の方が意外と痛みが激しい場合があります。
接続部分を無理につなげていると、雨漏りや傷みの原因になることが多いからです。
リフォームをする際にはちゃんと構造材まで解体し、内部を確認しながら補強をしたり、新しい部材に入れ替えます。
見た目だけをきれいにするのではなく、長く快適に安心して過ごせる家づくりを目指しています。
増改築して住み継いできた大切な家を、さらにこれからも住み継げる家へ。
興味のある方はぜひ、ご相談ください。