桐の力で布団と衣類を守る

梅雨時の湿気の放置は湿気を吸った布団を押入に直置きしてしまうと、
空気がこもり、カビや害虫の発生原因になります。

高温多湿の日本で、古くから高級たんすの材料として
使われてきた桐(きり)。桐にはカビや害虫から衣類や
布団を守る性質が備わっています。

桐は日本で一番軽い木材です。軽さの秘密は、桐の繊維の中に
無数にあいた小さな孔(あな)。桐は発泡スチロールのように空気の穴が
たくさんあいた「多孔質」という構造をしています。

湿度が高い時はこの孔に水分を溜め込んで膨張し、隙間を無くし湿気の侵入を防止します。
逆に室内が乾燥していれば水分を吐き出して湿度を調節してくれます。
収納した布団や衣類の湿気を逃す性質で、カビやにおいの発生を予防してくれます。



御前崎/桐の寝室