子供の頃一度は聞いたことがあると思います。
この話は、「大きくなったので今日から自分たちで暮らしなさい」と
お母さんに言われた三兄弟の話です。
一番上のお兄さんは「藁の家」をつくり、
二番目のお兄さんは「木の家」をつくり、
三番目の弟は「レンガで家」をつくる。
「藁の家」と「木の家」は吹き飛ばされてしまうが、
レンガでつくった一番下の弟の家だけは、オオカミに襲われても
家が壊れずに、オオカミを懲らしめます。
これを聞いて育った私は、藁の家や木の家は危なく、
レンガの家が一番安全だと思っていました。
しかし、ある記事には「これはイギリスの童話である」
「地震がほとんどこないイギリスでは、地震よりも風の被害が怖い。
風の力を中心に家づくり考える国では、重い建物のほうが被害を受けにくい。
だから、レンガの家を建てた一番下の弟だけが助かる。」と書かれていました。