リフォーム事件簿ー調査ファイルNO.3建て替えればよかったの巻

建て替えればよかったの巻

大場(おおば)さん一家は、「建て替えより費用が掛からないだろう」と大規模リフォームを検討。

金額ばかり気になり、見積もりを急いでもらった。

依頼した工務店が予算内で収まるように試算してくれたので工事をお願いした。

家の中ほとんどを修繕する大工事。

解体までは順調に進んだが、壁・床・天井をはがすとあちらこちらで構造部分に「腐食」が…。

併せて耐震補強が必要になった。

さらに後日大量の追加工事の請求がきた。

それも見積金額に入っていると思ったのに…500万も予算オーバー。

もっと事前に打合せしておけば…。

これなら建て替えればよかった。

「十分講座」
リフォームズの調査報告書

内装や設備など見える部分の見積もり先行きではなく、
露台や骨組など見えない部分も想定して見積もりに含めた提案のできる工務店を選ぶ。

見えない部分こそ一番お金がかかると思っておくこと。


ホワットソンの質問箱
Q.リフォームの見積もりはどうして曖昧?

A.開けてみるまではわからないのだから、それは仕方のないこと。

しかし、それをいいことに見える状態に合った見積もりだけを見せて、
契約した後に追加請求する工務店は山ほどあります。

金額が先に知りたいのはわかりますが、まずは設計者とのコミュニケーションを取っって、
打ち合わせ時点であらゆる状況を想定して話し合いのできる会社に依頼すべきです。

見積もりよりも担当者選びが重要です。