木材を
乾かすと、
収縮や変形が始まります。
しかし、しばらく放置すると収縮や変形が極端に少なくなり、大気の湿度と均衡した状態になります。
そのような水分状態を「平衡含水率」と言います。
また当然ですが、湿度の高い屋外と、低い室内ではそれぞれ平衡含水率が異なります。
「屋外平衡含水率」とは?
外気にさらされる場所では、木材は含水率30%を下回るころから収縮と変形を始めます。
そして15%~20%くらいまで下がると、それ以上乾かなくなります。
この状態の数値が「屋外平衡含水率」。
含水率が落ち着けば収縮と変形は起きません。
つまり、外気に触れる場所の木材をあらかじめ含水率にしておけば、施工後に木材が暴れる心配がないのです。