森と木の家の落とし穴ー天然無垢材なら、安心だよね?

天然無垢材なら、安心だよね?

【違います】

天然無垢材もピンからキリまで。その決め手は「乾燥」です!


天然無垢材は、
「乾燥度の違い」から3種類。

「森と自然の会」が推奨する乾燥材は構造材で「含水率5%以下」と乾燥の基準を設けています。
一般的な3種類の無垢材とは大きな違いがあります。


天然無垢材には、十分な乾燥が必要です。

昔から木造で家を建てる時、大工さんは何年間も材料を干して使っていました。

木は乾燥すると収縮やねじれ、反りなどの変形を起こすので、本来なら十分に乾燥した材料でないと使えないのです。

しかし、十分に乾燥した材料なら何でも良い訳ではありません。

乾燥した木材なら何でも良い訳ではありません。

乾燥していない「グリン材」はもちろん、最近のように高気密・高断熱使用の住宅を短期間で建て、しかも冷暖房が発達した住宅では、昔ながらの乾燥方法である「AD材」にも限界があるようです。

「十分講座」


「含水率」って何ですか?

上の図は、木材に含まれる水分の率を表したもの。

木は植物ですから、伐採前は地面から吸い上げた水を幹に通し、枝葉に送っています。

そのため、大量に水分を蓄えており、伐採後もなかなか抜けません。

また、水分が高いまま建材として使う乾燥するに連れて収縮や変形生じ、家が建った後にあらゆる弊害が起こります。

そのため水分量を「含水率」として算出し、一定の基準を設けて品質の目安としています。






含水率
木に含まれる水分をパーセンテージで表す。
数式で表すと、(全体の重量ー完全に乾燥した時の重量)÷完全に乾燥した時の重量×100で、
例えば全体で100g、そのうち水分が50gのとき、(100-50)÷50×100=100%になります。




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