9月 長月のお月見

お月見

唐から伝わり、当初は上流社会でおこなわれていましたが、次第に民間に広がりました。

初秋は台風や秋雨の日々が続きますが、中秋には大陸の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、秋晴れに恵まれ大気の澄んだ季節となり、月がとても美しく見える季節になります。

そこで、上流社会では観月の宴を催し、風雅に月をめでる風習となりました。

のちに作物の収穫祭と結びつきます。

人々は豊かな実りの象徴として十五夜を鑑賞し、お供えものをして感謝や祈りを捧げるようになっていったそうです。