(※こちらは完全解体前の写真です)皆さまは「大黒柱」を実際にご覧になったことはありますか?
大黒柱とは、木造家屋の中心となって家を支える柱のことで、伝統的な日本家屋の一番最初に立てる最も太い柱です。
土間と座敷の間に設けられ、構造上のみならず、家の象徴としても重要な柱とされてきました。
現代では伝統的な日本家屋の減少と共に、大黒柱を実際に見る機会も少なくなってきていますね。
また、「大黒柱」という言葉はスポーツや会社などの組織や家庭において、そのリーダーや根幹を担う人などを指す言葉としても幅広く使われています。
このように、建築由来の日本語も多く、掘り下げていくととても面白いです。
こちらのお宅も伝統的日本家屋の造りをしており、写真右手に8寸の大黒柱を備えています。
そしてこちらの家屋は「夫婦大黒柱」ともいわれる2本目の大黒柱(写真中央奥)があります。