床貼り / 御前崎市 シロアリ駆除、防蟻+床工事⑤

仕上げに

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前回は防蟻工事についてお話をしました
シロアリの工事は歯の治療と同じで直さない限りどんどん悪化していきます。
土台や柱、梁などの構造材まで広がってしまうと建物が倒壊してしまう恐れがあります
また、駆除するだけでは建物はボロボロのままで時間が経てば良くなるわけでもありません。見つけたら被害が広がる前に直すことをお勧めします。

今回はフローリングの工事のお話をさせていただきます。

HOWDY

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防蟻工事が終わったら下地を止め、フローリングを貼っていきます

フローリング材はアメリカのHOWDYという会社のForestaという商品を使っています。

Forestaは、ゴムの木を再利用したフローリングです。
ゴムの木は、樹液の抽出後は使い道がなく焼却されていました。
しかし、タイ政府によるリサイクル・プランテーション活動により板木材に加工され再利用されることを推進されています。

こうしたサスティナブルな材料を使い地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていけることを目指しています。
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早速貼っていきます。
無垢の床は温かみがありますね

一般的なべニアにビニールを張ったフローリングと違って
無垢の床は一枚一枚丁寧に貼っていきます。

施工に時間はかかりますが偽物の材料と違い、出来上がった時の
見た目や肌ざわり、香りなどは全然違います。

この調子で床を貼っていきます。完成が楽しみですね!

無垢材は住宅に不向き?

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無垢材には見た目の良さや木の温かみ、調湿作用、殺菌効果、アロマ効果などありますが
デメリットはないのでしょうか?

実はしっかり乾燥させていないと、ねじれや伸縮するなど欠点があり昔、問題になったことがあります。

そこで集成材という薄い木の板を張り合わせた変形しにくい材料が普及しました。
しかし、その集成材にも欠点があります。
接着剤から出るホルムアルデヒドや接着剤の劣化による剥がれ、軟らかい材を使っているので荷重に弱く変形しやすい、シロアリにも食べられやすい見た目も悪いなどいろいろあります。

では、住宅には木材は向いていないのでしょうか...?

いいえ、木の乾燥や木材の使い方を見直すことで木の性質を生かした住宅を造ることができます。

次回はより詳しく無垢材の使い方や効果を解説していきたいと思います。