前回に続いて、家づくりのお話です
大手住宅メーカーであっても、数百万円で家を建てる
と言う、ローコストの住宅会社であっても変わりません
わかりやすいのは材料費で、安い建材を使えばコストが
抑えられます。量産品として生産されているものを選んだり
大量に買い付けたりすることで、材料費を抑えます
大手メーカーもローコストメーカーも、材料費を抑えること
に長けています。但し、安易に材料費を下げれば、安普請の
家になることは否めません。同じように、労務費に対して
厳しいコスト削減を行います。そのため、残念ながら腕の立つ
職人を必要とする工事は避けられます。たとえば、左官職人よりも
内装工に、大工職人よりも組立工に、瓦職人よりも設置工でできる
工事にすることでローコストが実現します。その意味では、プレハブ
などの工業化住宅もローコスト住宅も、職人の技術を使わないで
組み立てるようにして建てている住宅と言えるかもしれません
結果的に職人の手間賃をたたいてコストを下げることになっている
企業もあります。それにも関わらず、大手メーカーは価格が高く
なるのは、結果的に職人に払う費用以上に、企業維持の経費や
職人以外の間接的な人材に払う費用の違いと言うことになります
一生物の買い物です。健康で、安心、安全に暮らせる家を選んでね